MODEMO小田急RSE20000のヘッドライト交換

先日、MODEMORSE20000系RSEのヘッドライト改修をしました。
その際に注意すべき点がいくつかあるので記載していきたいと思います。

MODEMOのRSEは2種類ある

型番は「NP501」という1種類しかないのに、中身は2種類あります。
初期型と後期型とでも言うのでしょうか、違いは展望席の中にあります。
初期型RSEはヘッドライトと、テールライトに麦球を使っており、
コレを隠すために大きなヘッドライトカバーが車内に存在し、展望席が真っ黒になっています。
後期型RSEは光源にチップLEDを使うことにより、展望席のシースルー化をしております。
然しながら初期、後期型ともに標識灯は点灯しません。
それでも当然、後期型のほうが見栄えが良いです。
掘り出し物や、オークションで入手する場合は気をつけてくださいね、

2.どちらの車両を改修するのか

自分的には後期型の改修はあまりいらないかなと思います。
と、言うことで初期型の車両のヘッドライト改修となります。
(と言うか、初期型しか持ってないんですが……、)
初期型は前面がこんな感じになっています。


展望席真っ黒ですね、後ろの乗客は全く前面展望が開けていませんorz。

3.さて、分解

まずはボディを外すとRSEの中はこうなっています。


この黒い部品が、RSE展望席の視界をすべて遮っています(諸悪の根源)。

で、この黒い部品はシャシーに爪で引っかかっているので、慎重に取り外すと、

左:表        右:裏
こんな感じでライトユニットが出てきます。

透明な球体が麦球で、赤っぽい部品がダイオードです。
コレをLEDに交換します。
MODENMOのヘッドライトユニットの集電部ってだいたいすごく短かいです。
ハンダも弱かったりしますので、加工する際には注意してください。

4.基盤改造

交換の方法としてはダイオードを抵抗に交換、麦球はLEDに交換、と言うかたちになります。
作業としてはとても簡単なのですが、小さいので中々時間がかかります。


裏面しか写真を撮ってなかったのですが、交換後の写真になります。

今回はチップLEDを利用しました。理由は以下のとおりです。
実は初期型のRSEの「諸悪の根源」の中身は意外とスペースがなく通常の砲弾型のLEDがうまく入らなかったのです。
入ったとしても、導光板にうまいこと光が当たらず、ほとんどヘッドライトの体をなさないことがわかりました。
なので、チップLEDを採用しています。
※LEDの光源は麦球と違い直進性が強く、鉄道模型に搭載する場合は、その設置位置が重要になります。

チップLEDのハンダに抵抗のない人は自由の効くチップLEDで加工をするといいかもしれません。

5.そして完成


こちらが加工前


で、こちらが加工後になります。

「発光色が白くなっただけでしょ?」
はい、ほぼその通りです
消費電力も下がりましたけどね、
麦球:60mA→LED:20mA(概算)
今回の加工は納得の行くものではありませんでした。

「じゃあ、もう一回加工しなおせばいいじゃない」
たしかに、そういったことも考えましたが、実は分解中に車体の爪を1本折ってしまって
もう一度分解するのが怖いんです。
だから、不満を残しつつも、今回は個々で加工終了としました。

今度から慎重に車両は分解しよう、
と失敗する度に反省だけするFMT店長なのでした。

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