日本で唯一3種類の線路幅がそろう踏切に行ってきました


ここにいらっしゃるみなさんは、きっと鉄道会社によって線路幅(軌間)が違うことをご存知でしょう。

基本的な軌間


広軌:軌間は1435mmを超えるもの。日本では存在せず、ロシアとかスペインなどにに存在します。
標準軌:軌間は1435mm。ヨーロッパ等で多く採用され、日本では新幹線や、近鉄などの一部の私鉄で採用されています。
狭軌:1435mm未満の期間を持つもの。
 日本の狭軌の多くは三六軌間(3フィート6インチ:1067mm)が採用されており、多くの私鉄でも採用されています。
 京王線や東急世田谷線では馬車軌間(1372mm)が採用される珍しい路線。
特殊狭軌:日本では軌間1067mm未満の軌間をそう呼ぶことがある。ナローゲージとも呼ばれてます。
 旅客営業路線として特殊狭軌が採用されているのは
  四日市あすなろう鉄道内部・八王子線 (762mm、三重県)
  三岐鉄道北勢線(762mm、三重県)
  黒部峡谷鉄道本線 (762mm、富山県)
 この3路線のみで、通年営業運転をしているのは、
あすなろう鉄道、三岐鉄道北勢線のみなります。
この2社はは全て三重県内にあるというのも凄いです。

行ってきた場所、踏切の名前、軌間

踏切の名前は、横断する場所の鉄道会社によって名称が異なるため、呼び名は3種類あります。
近鉄名古屋線:益生第4号踏切(軌間:1435mm 標準軌)
JR東海関西線:桑名駅構内踏切(軌間:1067mm 狭軌)
三岐鉄道北勢線:西桑名第2号踏切(軌間:762mm 特殊狭軌(ナローゲージ)
場所は以下のとおりです。

実際に横断してみました

踏切は上に書いたとおりの順番で並んでいます。なので踏切を歩く度にだんだんと軌間が
広くなっていくさまがわかります。(近鉄側からだとだんだん狭くなる)
自分は東側(北勢線)から渡ったのでだんだん広くなりました。


まずは北勢線
狭っ!、遊園地の電車のような線路幅です。


次にJR関西線です。
見慣れた感じですね、軌間が広くなって少し安心。


で、最後に近鉄名古屋線です。
広っ!何しろ新幹線と同じ軌間ですしね。でも車体は新幹線のほうが大きい。


渡りきった先に益生4合踏切の名標がありましたので撮影しました。

しかし、いつもこういうスポットに行くと電車に巡り会えません。
あまり時間もなかったので、残念ながら今回は列車の撮影を断念しました。

でも、ご安心ください。桑名市がここの踏切について解説している動画があるので紹介したいと思います。

結構、地味だけど日本にただ一つとかいうスポットが三重県には多いんですよね、
「実はそれ、三重なんです」ってアピールが寂しすぎる!もっとアピールすればいいのに!
今回の紹介の中だけでも日本唯一が2つもありますし、三重県の宣伝部長にでもなりたい気分です。

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