KATO 100系新幹線 グランドひかり 室内灯装着

最近、Javaの話ばかりで鉄道模型の話がなく、自分自身が「鉄」分不足になっていました。
そこで、自作室内灯を「グランドひかり」に装着することにしました。
目次
まずは室内灯の加工
基本的には以前800系に室内灯を取り付けた話と同じ作り方です。
先頭車は、LEDテープ4カット分、他の車両は、5カット分に切断しブリッジダイオードとコンデンサを追加し、車輌に配線します。
なので、写真等は割愛します。
さて、この方法で行くと「グランドひかり」には困った問題が出てきます。2階建て車輌の件です。
もちろん200系2000番代やE1系等も同様に問題が出てくると思います(所有してないので分かりませんが)。
2階建て車輌の問題とは?
実に単純な問題で、1階部分の点灯ができないということです。
Nゲージの2階建て車輌は1階部分に光を通すのに2階部分の室内灯の光をスリットで1階に落とす仕組みになっています。
これが曲者で、スリット程度では階下まで殆ど光が届かないのです。
他のサイトの2階建て車輌を拝見すると1階部分が光ってないものが多いです。
最近の製品で一番ひどいと思うのはTOMIXのビスタカーで2階車輌の1階部分に動力を入れています。これでは点灯させることすら困難です。
と言うか、メーカーは階下については完全に諦めきっているようにも思えます。
せっかく他はいい出来なのにもったいないと思います。次のリニューアルでは先頭車両にモーター車を移してもらいたいです。
グランドひかり特有の問題
他の2階建て車輌でもあると思いますが、100系新幹線の光源にはちょっとした特徴があり、スリットではその特徴を再現できません。
特徴とは2階席のグリーン車が電球色の光源であるのに対し、1階席は白色の高原を利用しているということです。
つまり、1階と2階で光る色が違うということです。スリットで光を落とし込んでも2色にはならないということです。
具体的な解決方法
実は自作室内灯に限らず解決方法は簡単で、スリットを潰して1階と2階に別々の室内灯を取り付ける。です。
100系新幹線の場合は1階部分にご丁寧に電源を取得する箇所があり、ここに室内灯を装備すれば階下に光を届けることが出来ます。
写真の穴が開いているように見える部分です。ここから電源を拝借します。
このように室内灯を取り付けます。
未検証ですが、KATO製の2階建て車輌は大体この方法が利用できるのではないでしょうか、
ボディを被せずにに取り付けるとこんな感じになります。
両面テープの貼付けが甘いのは気にしないでください。
他にもこだわりたいところ
実は、2階部分を電球色にすると、デッキ部分も電球色で光ってしまいます。
デッキ部分だけは白く点灯させたい、と思うと既製品の室内灯では難しいのではないかなと思います。
自作室内灯ならば、必要なところだけ発光色を変えることも可能です。
こんな感じに加工しました。
テスト点灯ですが、左側3つが白く光っているのがお分かりいただけたでしょうか?
これを、2階建て車輌に仕込むとこんな感じになります。
グリーン車の端っこが白っぽくなってますが、正面からだとほとんど分かりません。デッキ部分が白く発光しているのがわかりますか?
1階部分もきちんと発光しています。ここまでやれば自分的には大満足です。