桑名市博物館にムラマサを見に行った

桑名市博物館で「刀剣日和」という桑名市ゆかりの刀剣「村正」の特別展をやっていたので、見に行くことにしました。

目次

  1. 桑名市博物館に行ってきたよ
  2. 今回の企画展示
  3. 村正の思い出
  4. さすがに一振りだけじゃないことくらい知ってます
  5. 写真は取れませんでした
  6. 村正は国宝指定されていない
  7. 桑名の折り鶴
  8. さいごに

桑名市博物館に行ってきたよ

じつは、桑名市博物館に行くのは初めてで、いつか行こうと思っていました。
「村正 -伊勢桑名の刀工-」の企画展のときに行こうと思っていたのですが、忙しかったのかは忘れましたが、とにかく行けませんでした。
なので、今回は是非とも行こうと思い足を運ぶことにしました。
桑名市博物館は桑名駅の東側、九華公園のそばにあります。
地図でいうとここになります。
この周りにはいろいろと観光名所があるので、桑名市博物館に来た時は一緒に他の施設も見て回るといいですよ。

今回の企画展示

「刀剣日和―村正とその仲間たち―」昨年行われた「村正 -伊勢桑名の刀工-」と似たようなコンセプトの企画展です。
でも、学芸員さんの話では、今回は少しカジュアルな刀剣にしているとのこと、刀は好きですが「カジュアルさ」ってよくわかりません。
えーと、刀の来歴とか謂れとかは覚えられないんですが、刀剣の光り輝くさまとか、装飾の美しさには心奪われてしまいます。

村正の思い出

正直、私はそんなに刀剣に詳しくありません。
ですので最初の思い出は、Wizardryという古いゲームの中ですね(年がわかっちゃうかも)。
その中に「Murasama Blade!」という武器がありまして、これが最初の思い出です。
子供心に「ムラマサって刀があるんだすごく強いし、かっこいいな(勝手な想像)」って思いました。
でもよく見るとこの武器「ムラサマ」なんですよ。
「Murasama Blade!」って最初は書いてあったんですが、後の機種では「Muramasa Blade!」に直ってるそうです。
この誤表記は日本版が発売されるときに作者が気づいて名前の変更をしたそうです。
なので私の記憶は、作者のエピソードと自分の記憶がごっちゃになってしまって起きた現象ですね。
それにしても、TVゲームにおいては「村正」という刀は大分優遇されていて、なおかつ希少価値の高いものとして設定されています。
そんな刀がかつて桑名で生産されていた事を知り、自分の知識の浅さを痛感しました。

さすがに一振りだけじゃないことくらい知ってます

ゲームでだいたい一振りしか手に入らない刀だといっても、村正が刀匠の名前で刀の名前ではないことくらい薄学な私でも知ってます。
当時「Wizardry」のパソコン版では一振りだった村正もファミコン版では大量に手に入ることに憤慨しましたが、
とはいっても、村正の打った刀がこんなにたくさんあるとは驚きました。

写真は取れませんでした

今回、ごく一部の展示を除き、撮影等不可だったので、撮影はできませんでした。
今回撮影可能だった刀はこの一振りだけでした。
ちなみに、実際はこれだけの刀が展示されていました。
実に多くの刀の輝きが見れて楽しかったです。
でも、一振だけ撮影が許可されているものがあり、それはもちろん撮影してきました。
この刀です。
この刀は銘を正重といい、初代正重の作と言われている刀です。
村正系統の特徴と言われる大胆なたなごが魅力の一つです(と、解説丸パクリ)。
企画展のほか、常設展でも撮れない作品が多く、興味のある方はぜひ直接足を運んでみてください。

村正は国宝指定されていない

村正は、国宝指定されているものが一振りもありません。
よく、妖刀村正の伝説がその理由の一つに上がったりするらしいですが、それは関係ないようです。
村正は切れ味を追求した刀で、「美術品でない」というのが理由らしいですが、その切れ味は芸術なんじゃないでしょうか(切ってるのを見たことはないですが)。
三重県や、桑名市の重要文化財には指定されはいます。
しかし、噂は抜きにしても国宝級の村正が国宝指定されないことによるメリットは大きいと思います。
国による管理ではないので、割と自由に維持保管ができるというメリットです。
おそらくですが、国宝や国の重要文化財に指定されると、国からの補助金は調達できると思いますが、国の基準に従った文化財の管理というものが必要になってくると思います。
指定がなければ、村正の伝統的な管理方法(あればですが)で保管することができるわけです。
実際どちらがいいかはわかりませんが、昔から行われている管理方法のほうがいいような気がします。
あと、展示運搬にも気を使うことが少ないと思うので、こういった展示会がすぐに開きやすいというメリットもあります。
イメージ的にはご当地アイドル→国民的アイドルになる感じ?ちょっと違うか。
個人的にはこのまま国宝等に指定されないほうがいいかなと思ったりします。

桑名の折り鶴

桑名市博物館には常設展の一つとして「桑名の折り鶴」が展示されています。
こちらは撮影可能ですし、桑名の文化にも触れることが出来て刀とは全く違う意味で楽しかったです。
全部1枚の紙で折られています。
どうやって折り込んだんでしょうか?私は鶴の折り紙を折るのですら怪しいので未知の領域です。
輪っかを描いている鶴なんて降り方の想像も付きません。
そういえば、昔4本足の鶴を折る動画があって、

まだありました。
こんなに詳細に載っているのに、作れない自分の不器用さに腹が立ったこともありました。

さいごに

もうこの記事を書いている時点で「刀剣日和―村正とその仲間たち―」は終わってしまっていると思いますが、去年と今年で評判が良かったようなのでまたやるかもしれません。
その時は、この記事を見てるみなさんもぜひ桑名市博物館に行ってみてください。
結構刀っていいですよ。

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